騒動から一か月半、20日宮迫さん&田村亮さんの謝罪会見、翌日21日ワイドナショーにて松ちゃん&東野さんの生放送を経てようやく本日14時から、吉本興業社長の会見が行われました。
会見冒頭では、吉本興業法務部長より、会見にあたりこの騒動発端から現在までを時系列で説明、その後岡本社長による会見、質疑応答の流れで実施されました。
吉本興業 岡本社長会見(14:30~14:50)
謝罪
関係者、反社被害者にご迷惑おかけし申し訳ございません。
そして何よりも二人にお詫びします。ツライ思いをさせてしまったことに対して、処分の撤回を行い、改めてミーティングの場に立っていただけるなら、戻ってきてくれるなら全力でサポートしていきたい。
今後の徹底事項
コンプライアンス徹底、芸人ファーストを徹底していきます。
①コンプライアンスの徹底について
社員タレント全員と共同確認書を取り交わす。
困ったときはすぐ連絡できるホットラインを構築
②芸人ファーストについて
二人にあんな会見をさせてしまったことはすべて私の責任であります。
芸人と意思疎通ができず申し訳なかった。
本人たちとのコミュニケーション不足を痛感している。日々の業務に追われ、彼らの思いに真摯に向き合えていなかったと反省している。もう一度いちから見直していく所存。
まず笑いを届ける芸人さんの環境づくりができていなかった、根本となる信頼関係が揺らいでいる状況に責任を感じている。
宮迫さん、亮さんの二人が才能を発揮できる環境になく、二人に申し訳なく思う。
二人に受け入れてもらえるなら、(言葉を詰まらせる)すみません、同じテーブルで向かい合って彼らの思いに耳を傾け、一から考えたいと思います。
今回の件に関しても、明石家さんまさんに「芸人のこと、考えてやってほしい」「もちろん会社の立場もあるだろうけど、もし(契約)解除するんやったら俺が手伝ってやってもいいか」と。
松本さんからは「間違いをおかした子たちをサポートできるような環境を作って、それを俺も手伝う」とおっしゃっていただいた。
その他大阪ベテランの芸人さんからも叱咤激励を受けました。
会社としましては、このような本当に素晴らしい芸人・タレントの思いに応えきれていないことを非常に反省しています。
これからその方々の思いを受け止め、つぐない、受けてとめる組織を作っていきたい。
世界中の人に笑顔を届けられるよう、この二つの事に関し至らなかった反省を踏まえ、大崎会長とも50%1年間減俸させていただきます。
吉本興業 岡本社長 質疑応答
処分撤回の理由は?
会社の意志です。全ては”一昨日の記者会見を二人だけにやらせてしまい、辛い思いをさせてしまった”ため。
我々の思いが至らなかったことに関し、改めてミーティングの場を持ちたい。
何の処分を撤回するのか?
宮迫さん:契約解除の撤回
田村亮さん:会社としては契約解除の話はしていなかったが、処分を見直しの話をしたい。
なぜ宮迫たちに会見をさせなかったのか
7/5 二人と話す前日、宮迫くんが引退するから記者会見をやせてほしいと、あるタレントさんから電話がありました。「分かった、スケジュールを合わせる」と答えた。
「引退させないでやってくれ、引退しないと会見できないのか?」と聞かれ「そんなことはない、絶対引退はさせないようにする」「会見もできるようにする、明日二人と話しまた報告する」と返事しました。
7/6 二人と面談冒頭で、「引退はさせないよ」「記者会見はやるよ、でも時期は会社に預けてくれ、一人して欲しい」と話した。
スパっと「会見させないとは言っていない」と言えばいいのに、回りくどく説明。しかも質問の回答になっているようでなってない。
二人にテープは録っていないだろうなと言った意味は?
金銭をもらった事実が分かったので、謹慎発表とその後の対応を進めていたところ、関係各所にお伝えする準備、リリースする時間が迫る中で、話し合いに時間がかかっている4人の場におもむきました。
話しが長引いているので、しゃべりにくい環境なのかもしれないと、弁護士さんたちに席を外してもらった。「テープは録ってないか」は冗談だった。ただ笑いもなく、なごませられなかった。
え、ごにょごにょ経緯を説明した後に、あれは「冗談だった」?
宮迫さんから嘘をついたと説明があったがその詳細は
話しが二転三転しており、その時のいろんな気持ちもあるため、何個の嘘があったとは明確にしづらい。
金銭の授受の報告を受けての静観の真相は?
吉本興業 藤原副社長より:
静観という言葉を使ったかは覚えていない。ただ、今まで聞いていた内容と全く違ったので信じられない状況にはなっていた。とにかくびっくりしてこれからどうしよう、ただ確認作業をちゃんとしないと、また話が覆ってしまうためしっかり事実確認をしたかった。
何もしないという静観という言葉は使っていないと思う。
会社の保身を一番に考えている気がする。。。
会見するなら全員クビにすると言った事実は?
それを言った経緯は、ミーティングの場でそれぞれがそれぞれの事をずっと話をしていて、本当に大事な反社の被害者がいる自覚が感じられなかった。
バラバラな意見が交差するなかで「いい加減にせぇ、勝手にせえと」いう思いから「クビにするぞ」と言ってしまったが、圧力のつもりはなかった。
親が子供に「勘当や!」と言うようなニュアンスで言ったつもり。
受け手は『圧力』ととらえた。
このお互いの距離感の違い・・・これがパワハラなんですよ。
本人たちが謝りたいという謝罪会見を止めた理由について
いま思うと会見させるべきだった。
だから質問の答えになってないって。
「テレビ局は株主だから大丈夫」の真相は?
小林弁護士より:
亮さんから会見を生中継したいんだと要望があった、それに対して吉本は株主であるテレビ局には生中継の時間を配慮しないといけないと説明をした。
ここでも双方のとらえ方が違う。
これってもう距離感とかの問題じゃないのでは。。。
反社会勢力のイベントのスポンサーに?
事実ではない。発覚当初から調査を進めており、警察にも相談しております。(入江くんが依頼した2014年度)
2013年の別のイベントは吉本主催であった。反社確認も実施している。
吉本興業会見 まとめ
テレビ各局14時から会見の生中継を行ってましたが、歯切れの悪い回答が続くためかどんどん中継しなくなりました。
質疑応答はそれほどひどい会見だった。
企業の代表があれでいいのか、吉本社員の胸の内を思うと「これはないわ~」と思ってしまう。
この会見で事態が良い方向へ進んで欲しいという皆の思いは、叶わなかったんじゃないかな。
これを聞いて、宮迫さんたちは一体どう動いたらいいんでしょうね。松ちゃんはどうするんだろう。
終止符が打たれるわけではなく、まだまだ世間を騒がしそうです。
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