新国立競技場の維持費が高額な理由が判明!他施設と徹底比較!

東京オリンピック

2019年12月21日(土)にオープニングイベント開催される新国立競技場ですが、建設費用や維持費に注目が集まっていますが、維持費が高額となってしまう理由が判明

また横浜国際競技場、埼玉スタジアムなどの施設の費用・収容人数・設備などを徹底的に比較してみました。

新国立競技場と他施設 比較一覧

建設費、維持費、収容人数、面積などを一覧にまとめました。

名称/詳細 設立/改修 建設費 維持費 収容人数 敷地面積 高さ
新国立競技場 2019年 1,569億 24億 60,000席 109,800㎡ 47m
横浜国際競技場 1998年 603億 7億 72,327席 164,054㎡ 51.96m
埼玉スタジアム 2001年 356億 6億 63,700席 299,352㎡ 58m
ヤンマースタジアム長居 1996年 401億 5.5億 47,816席 52,300㎡ 不明
東京ドーム 1988年 350億 不明 55,000席 46,755㎡ 56.19m
京セラドーム大阪 1997年 498億 不明 55,000席 156,400㎡ 83m

ドームは参考で載せましたが、やはり一番気になる点は、建設費と維持費ですね。

新国立競技場は、収容人数と敷地面積が横浜国際競技場および埼玉スタジアムより下回っているにも関わらず、建設費が2.5~4倍、維持費が3~4倍となっています。

新国立競技場と他施設 画像比較

続いて画像での比較を行いました。しかし座る席や撮り方によって印象が変わるため、画像から良し悪しの判断は難しかったです。

新国立競技場

新国立競技場 新国立競技場

新国立競技場 新国立競技場

新国立競技場についてはこんな反応もありました。

 

横浜国際競技場

横浜国際競技場 横浜国際競技場横浜国際競技場 横浜国際競技場

 

埼玉スタジアム

埼玉スタジアム 埼玉スタジアム

埼玉スタジアム 埼玉スタジアム

新国立競技場 維持費が高額な理由

維持費の内訳として

  • 屋根や外壁
  • エレベーターなどの点検や修繕費
  • 警備
  • 清掃
  • 定期点検
  • 植栽管理などの保全費
  • 電気・ガス・上下水道などの光熱費

など、毎年の維持管理費をさしており、この試算には人件費や公租公課は含まれていません

「木と緑のスタジアム」というコンセプトで木材を大量に使用しているため、維持管理費は膨れ上がることが想定されます。

大会後に開閉式の屋根を設置、サッカーやラグビーではグランドにせり出す1万5千席の可動席の施設メンテナンス費用など、今後50年間で行わななければならない大規模な修繕費を1200億とし、年間維持費を算出した結果24億という巨額な数字になってしまったのです。

新国立競技場の維持費が高額な理由 まとめ

新国立競技場がたのスタジアムに比べて維持費が格段に高額な理由は分かったが、そもそも屋根を設置しなければコンサートなどのイベントを迎えることが難しい、つまり収入が減ってしまう恐れがあります。

東京オリンピックの収支によって、新国立競技場が負のレガシー(負の遺産)となる懸念は残ったままなんですよね…。

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