書こうかどうか悩みましたが、他人ごとに思えなかったので、私が感じた企業への印象をあくまで自分の視点からみた意見として、そして自分が受けたパワハラ体験を書きました。
今苦しんでいる人が少しでも気持ちが楽になりますように。
ブラック企業 パワハラ体験談
私も3~4年前にパワハラにあった一人です。
関西出身の上司はもう口調が激しくて、圧力が半端ない、反論(自分の考えをいう)しようものなら『誰に者言ってるんじゃ!』『殺すぞ!』と、従わない部下を目の敵のしていました。
出張中の部下に対し、『お前、帰ったら覚えとけよ!』と声を荒げて電話を叩きつけたり、それが日常茶飯事なんです。
それに耐えきれず、せっかく社員登用された子も身体を壊して辞めていきました。
パワハラ上司が懇親会などで語ったことは『殺すぞ』は能動態だから使ってもいいんだ。『死ね』は命令になるから使えない・・・でした。
その言葉に呆然としたのを今でもはっきり覚えています。
半年後に、本社から監査役監査がきて部下たちの意見を聞いてくれる場があり皆で報告したところ、「部下の数人から聞くことはあっても、全員が同じ発言するのは聞いたことがない」とすぐ本社に報告してくれましたが、異動にはなりませんでした。
『殺すぞ』発言はなくなったけれど、威圧感や声を荒げる態勢は残ったままだし、部下たちもその言葉を受けたショックは残ったまま毎日怯えながら仕事をしていました。
何か承認をもらうにも、上司の機嫌を伺いながらなので仕事も前に進まない。
毎月、長時間の残業も続きました。
しばらくすると、ターゲットを3人に絞り(私はその中の一人で、他の二人は素直に聞くタイプでしたが私は自分の意見を言うのでさらに当たりはキツかった)、非ターゲットを可愛がるのでその差もきつかったです。周りにははっきり分かるほどの態度の差でした。
可愛がってもらおうという気持ちなんて持てず、好きだった仕事を頑張りたいだけだったんです。
深夜0時をまわって仕事を終えた帰り道、車通勤だったのですが、反対車線から大きなトラックが走ってくるのが見えた時、『このままハンドルを右にきれば楽になれるかな』と、ぼぉっと考えてしまいました。
すぐに正気に戻って事なきを得ましたが、そこで初めて自分が病んでることに気付き心療内科を受診。
『すぐに休職しなさい』と言われましたが、仕事が好きだったし、私が居なくなったら他のターゲットへのあたりが強くなるだけ、その時はまだ向上心もあったので「負けてたまるか!」精神で、処方された薬に頼って働き続けました。
予防策として暴言を録音したり、パワハラ行動をちくいちメモにして残していたし、我慢しきれなかったら絶対訴えてやる気持ちもあったw
結果的にターゲットに対する卑劣な態度・言動は変わらないけれど、それに屈せず仕事した事。上司の要望を上回る結果を出せたことですごく評価してくれるようになりましたが、こちらはもうトラウマになっているので、人間的に最後の最後まで好きにはなれませんでした。
ブラック企業で働き続けられる人とは
大きな会社なのでいろんな部署で何人もの休職者がいます。真面目で頑張り屋、責任感の強い人が壊されていくのが実態です。
生き残れるのは
- 会社になにも期待しない
- 上司にも同僚にもなにも期待しない
- 向上心をもたない
- 頑張らない
- 良くも悪くも手抜きができる
- 働くことに生きがいを感じないようにする
- 会社はお金をお給料をもらうためだけに働くところと割り切る
- マインドコントロールされない
結局、仕事しない・できない・毎日寝ている人が生き残れちゃうんです。
会社は顧客満足(CS)度向上よりも、従業員満足(ES)度の向上に重きを置くべき。
でも古くからある大企業は結局何も変わらない。
ストレス度チェックや、数々の従業員を守る制度を導入していても、それは世間一般に対する面目を保つだけで実際なにも動かないし変わらないって、私は思ってしまいます。
まとめ 自分を守れるのは自分だけ
ニュース記事を読んで思わず吐き出してしまいましたが、今回のニュースでとりあげられた会社を含め、大企業の全部がすべてこうだとは限りません。
ただ、ちょっと眠れないな、気分がすぐれないなって思ったときは「自分は大丈夫」という気持ちを捨てて早めに病院に行って欲しい。
先の不安や、責任感・罪悪感・自責の念で押しつぶされる前に。
自分を守れるのは自分だけなんです。会社だけがすべてじゃないってことを、今苦しんでる人達に分かってもらいたいです。
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